画像処理

マシンビジョン

UVWステージのしくみ(位置決め用高精度XYθステージ)

工業用の画像処理の分野では画像を撮影して検査をするばかりでなく、半導体やFPDの業界では位置決め(アライメント)用途にも応用されています。今回は位置決め用途で用いられているUVWステージという、高精度のステージを紹介したいと思います。 通常...
画像処理アルゴリズム

ガンマ補正(ルックアップテーブルの例)

ルックアップテーブル(Lookup Table【略LUT】)は、ある値の答えが必ず1つの値となる場合、あらかじめ答えを計算しておき、配列に格納しておくことで、毎回の計算をすることなく、 配列(テーブル)を参照することで効率的に処理を行う手法...
マシンビジョン

光学部品/カメラバイヤーズガイド

マシンビジョンで使われるFA用のレンズ、照明、キャプチャボードなど紹介します。 ラインセンサ用レンズ ニコン Fマウントレンズ 栃木ニコン 高性能、高精細ラインセンサ用レンズ Fマウント、M72マウントなど ラインセンサ用レンズとしては超高...
光学系

焦点深度、被写界深度とは何か?絞りとの関係

焦点深度、被写界深度などの各名称の位置については、下図は参照ください。 上図の物体面(左側)が被写体側で、像面(右側)がカメラのセンサ側です。 許容錯乱円 物体面上の点を撮影したときに、像面上では点として結像し、像面から前後に外れると 円と...
光学系

レンズ選定上の注意

各レンズには被写体にレンズを一番近づけることの出来る距離(最短撮影距離)が設定されています。 撮影距離Dが最短撮影距離を下回らないようにレンズを選定して下さい。 レンズの許容カメラフォーマットもしくはイメージサークルがCCDのサイズ以上とな...
光学系

レンズ選定(焦点距離、WD、被写界深度の計算)

下図のような、レンズの焦点距離 f やワーキングディスタンスの求め方を紹介します。 レンズの計算には、下図のような薄肉レンズモデルを用いて計算します。 計算に必要なのは、レンズの公式と倍率の計算式です。 レンズの公式 倍率 下記、表中に数値...
光学系

レンズ周りの名称

レンズの選定に知っておきたい名称についてまとめました。 ワーキングディスタンス(WD) 物体面からレンズの先端までの距離 フランジバック(FB) レンズの取付面(フランジ)から像面までの距離 (代表値) Fマウント:46.5mm(ニコン用レ...
画像処理プログラミング

多ビット(10Bit,12Bit,30Bit)画像データの表示、フォーマット

多ビット(10Bit、12Bitなど)の画像データは10Bitや12Bitの型が存在しないため、モノクロの場合はushort型の16bit中、下位10Bit、12Bitなどを使って画像データを格納します。 30Bitとは、R,G,Bの各色が...
画像処理プログラミング

ビットマップファイルフォーマット

ビットマップファイル(*.bmp)のファイルフォーマットです。 ビットマップ全体の構造 BITMAPFILEHEADER 14Byte BITMAPINFOHEADER 40Byte カラーテーブル(無い場合もあり) 4Byte*Index...
画像処理プログラミング

フィルタ処理の高速化アルゴリズム(縦横に処理を分ける)

前回、フィルタ処理の高速化アルゴリズム(重複した計算を行わない)で紹介した方法ではカーネルの値が全て同じでないと使えないので、今回はフィルタ処理を縦方向と横方向に分けて行う事でフィルタ処理の高速化を行う方法をガウシアンフィルタを例にとって紹...
画像処理プログラミング

フィルタ処理の高速化アルゴリズム(重複した計算を行わない)

画像フィルタ処理の高速化のテクニックを移動平均フィルタを例にとって紹介したいと思います。 カーネルのサイズが5×5の移動平均フィルタの場合、注目画素の周辺の5×5の輝度値を合計し、 その輝度値の合計を画素数(5×5=25)で割る処理をラスタ...
画像処理

標準画像データベースSIDBA(Standard Image Data-BAse)

画像処理をしていると、一度は見た事があるであろう、マンドリルの画像↓ ですが、これは画像処理用の  標準画像データベースSIDBA(Standard Image Data-BAse)から用いられています。このSIDBAの画像データ入手先です...
画像処理

テンプレートマッチング(template matching)

画像の中から指定した画像(テンプレート)と似ている位置を探すことを テンプレートマッチング(template matching)と言います。 テンプレート 画像 このとき、テンプレートと画像データがどれだけ似ているか?という評価値(類似度ま...
画像処理

疑似カラー(Pseudo-color)

三次元データやサーモグラフィのようにデータを画像にした場合には、モノクロで表示するよりも、色を付けて表示した方が見やすい場合があります。 モノクロ表示 疑似カラー表示 このグレーの色に疑似的に色を付ける方法を疑似カラー(Pseudo-col...
画像処理

色相、彩度、明度の計算方法

色相(Hue:色合い)、彩度(Saturation:鮮やかさ)、明度(Brightness,Lightness,Intensity,Value:明るさ)については、以前、変換式には色相、彩度、明度ほかのページにまとめたのですが、実は訳も分か...
画像処理

色相、彩度、明度の公式

カラーの画像処理をする時には、これら色相などの知識は必須となります。 Windows標準で付いてくるペイントで、色の作成の表示をすると、雰囲気が分かると思います。 基本的に以下の色相、彩度、明度を用いて色を表すのですが、変換式にいくつかの種...