エクセルで行列の計算をするときの最大のポイントは、計算式を入力後
と | と | を同時に押すことです。 |
エクセルのヘルプを見ても、この事はどこに書いてあるのか?分からないので、ちょっとハマりやすいかもしれません。(私ははまりました。)
行列の積[MMULT(行列1,行列2)]
まず、行列の積の計算を行う行列を入力しておきます。
次に行列の積の計算結果を表示するセルを選択します。
セルを選択した状態で、行列の積の計算式
= MMULT(行列1, 行列2)
を入力します。
ここで、Enterではなく、CtrlキーとShiftキーとEnterキーを同時に押します。
逆行列[MINVERSE(行列)]
逆行列に関しても同様に
=MINVERSE(行列)
と入力します。
ここで、Enterではなく、CtrlキーとShiftキーとEnterキーを同時に押します。
転置行列[TRANSPOSE(行列)]
転置行列の計算式は
=TRANSPOSE(行列)
となります。
クドいですが、Enterではなく、CtrlキーとShiftキーとEnterキーを同時に押します。
この行列の積、逆行列、転置行列がエクセルで解けると何が良いか?というと、
●連立方程式
●座標の回転
●最小二乗法
●擬似逆行列(一般逆行列)
などが解けるようになります。
これらを知らないと、いちいちプログラムを組んで計算の検証をしたりもしますが、
エクセルで出来るようになると、とっても簡単、お手軽です。
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