パラメータの設定など、数値を入力するコントロールとして、これまでTextBoxを使うことが多かったのですが、TextBoxを使うと、TryParseを使い、文字列入力のエラー処理や、整数、小数の確認、最小値、最大値の確認などのエラー処理を行う必要が出てきます。
しかし、NumericUpDownコントロールを使うと、これらのエラー処理をコントロール側でやってくれます。
NumericUpDownコントロールは▲▼のボタンで、数値を上下させるだけ?と思い込んでいたのですが、数値の部分に直接、数値を入力する事もできます。
NumericUpDownコントロールには、以下のようなプロパティが用意されています。
主なプロパティは以下の通り
■DecimalPlacesプロパティ
小数点以下の桁数を指定します。
0にすると、整数に制限できます。
例)DicimalPlaces = 3のとき
■Incrementプロパティ
▲▼のボタンをクリックするごとに増減する量を指定します。
■Maximumプロパティ
入力する値の最大値を指定します。
■Minimumプロパティ
入力する値の最小値を指定します。
■ThousandsSeparatorプロパティ
3ケタごとにカンマ(,)区切り表示するか?を指定します。
表示例)
■Valueプロパティ
表示されている数値の値をdecimal型で取得/設定します。
値取得のコード例)
var a = (int)numericUpDown1.Value;
var b = (float)numericUpDown1.Value;
など。
使い始めると、むしろ▲▼のアップダウン部分だ邪魔に感じますが、入力の文字列チェック、最小最大値の制限などをしてくれるのは、とても便利!
←C#へ戻る