画像処理のアルゴリズム

重心の計算方法
重心とは、重さの中心で、重心の位置で、力がつり合います。
重心の計算方法は、言葉で表すと
$$重心=\frac{(重さ\times位置)の合計}{重さの合計}$$
となります。
具体的な計算例を示すと、
のデータに関して、...

ハフ変換
ハフ変換そのものは座標の変換処理なのですが、画像処理では、ハフ変換を用いて画像中の直線部分を抽出するのに用いられます。
ハフ変換と言うだけで、あんに直線検出を指している事が多くあります。
また、ハフ変換を拡張して、円の検出に用いられる場...

画像の拡大
例えば、下図のように2x2画素の画像を4x4の画像に拡大する場合、アフィン変換を使えばいいんでしょ!と、安易に考えていると、思わぬ落とし穴があったりもします。
大事なポイントとして、
●画像の座標の原点は左上の画素の中心が原点(0....

移動平均フィルタ VS ガウシアンフィルタ
いろいろと検索していたら、2008年の国家試験に以下のような問題があったらしい。
画像が最も平滑化される空間フィルタはどれか。
ただし、数字は重み係数を示す。
(参考)
この問題、
1.ラプラシアンフィルタ
2....

Canny edge detectionの処理アルゴリズム
Canny edge detectionは画像の輪郭部分を抽出するのに、よく用いられるのですが、詳細なアルゴリズムを理解しないまま使われている事も多いのではないでしょうか?(それ、私)
特に、ヒステリシスしきい値の部分などは、詳細な説明も...

カラー光切断法を画像機器展2014で公開
以前、公開しましたカラー光切断法ですが、今回は回転テーブルに対応して2014.12.3~12.5にパシフィコ横浜で開催されている国際画像機器展で展示しています。
この回転対応は、まだまだ参考出品状態なのですが、ご興味のある方は来場頂け...

バイラテラルフィルタ
ガウシアンフィルタなどのフィルタでは、ノイズをできるだけ除去しようとすると、輪郭もボケてしまうという欠点がありました。
この欠点を解決しようとした処理アルゴリズムがバイラテラルフィルタ(bilateral filter)です。
バイラ...

ガンマ補正(ルックアップテーブルの例)
ルックアップテーブル(Lookup Table【略LUT】)は、ある値の答えが必ず1つの値となる場合、あらかじめ答えを計算しておき、配列に格納しておくことで、毎回の計算をすることなく、 配列(テーブル)を参照することで効率的に処理を行う手法...

標準画像データベースSIDBA(Standard Image Data-BAse)
画像処理をしていると、一度は見た事があるであろう、マンドリルの画像↓
ですが、これは画像処理用の 標準画像データベースSIDBA(Standard Image Data-BAse)から用いられています。このSIDBAの画像データ入手...

テンプレートマッチング(template matching)
画像の中から指定した画像(テンプレート)と似ている位置を探すことを
テンプレートマッチング(template matching)と言います。
テンプレート
画像
このとき、テンプレートと画像データがどれだけ似てい...

疑似カラー(Pseudo-color)
三次元データやサーモグラフィのようにデータを画像にした場合には、モノクロで表示するよりも、色を付けて表示した方が見やすい場合があります。
モノクロ表示
疑似カラー表示
このグレーの色に疑似的に色を付ける方...

色相、彩度、明度の計算方法
色相(Hue:色合い)、彩度(Saturation:鮮やかさ)、明度(Brightness,Lightness,Intensity,Value:明るさ)については、以前、変換式には色相、彩度、明度ほかのページにまとめたのですが、実は訳も分か...

色相、彩度、明度の公式
カラーの画像処理をする時には、これら色相などの知識は必須となります。
Windows標準で付いてくるペイントで、色の作成の表示をすると、雰囲気が分かると思います。
基本的に以下の色相、彩度、明度を用いて色を表すのですが、変換式...

外周画像の処理
平滑化フィルタやメディアンフィルタなどの注目画素の周辺画素を用いた画像フィルタ処理では、画像の外周部分が下図のように画像の外側を参照してしまうため、処理ができなくなります。
この外周部分を処理する方法はいくつかあるのですが、代...

画像の回転
画像を回転する場合、任意点周りの回転移動でも紹介したように回転行列を使って、例えば、画像の中心周りに画像を回転させると、下図のように回転後の画像が虫食い状態になってしまいます。
→
回転前の画像
回転後の画像
...

アフィン変換(平行移動、拡大縮小、回転、スキュー行列)
画像の拡大縮小、回転、平行移動などを行列を使って座標を変換する事をアフィン変換と呼びます。
X,Y座標の二次元データをアフィン変換するには、変換前の座標を(x, y)、変換後の座標を(x',y')とすると回転や拡大縮小用の2行2列の行列と...