【C#】Chartコントロールをとりあえず使ってみる

Chartコントロールは、本当に多くのプロパティがあるため、一つ一つを調べてからプログラムをするよりも、まずはVisual Studioのフォームエディタ上でいろいろ触ってみてから、プロパティの意味するところを覚えて、プログラムを組むようにした方が早そうです。

 

という事で、フォームエディタ上で、いろいろ触ってみました。

 

コントロールの追加

ツールボックスのデータの中にあるChartを選択し、フォームへ追加します。

 

 

グラフデータの追加

グラフのデータはSeriesプロパティで管理されています。

 

Series(コレクション)の部分をクリックし、  をクリックするとエディタが表示されます。

 

 

グラフのデータはデータPointsプロパティの(コレクション)の部分をクリックし、  をクリックすると各データを編集する画面↓が表示されます。

 

 

追加のボタンをクリックするたびにデータが追加されます。

下図は5個のデータを追加した様子

 

 

各データの値はデータのXValueとYValuesの値を設定します。

ここでYの値だけ複数形になっている?!と思えたら、少しChartコントロールに慣れてきている感じでしょうか?

複数形は複数の設定ができます。

 

この状態で5個のデータを表示したのがこちら↓

 

 

グラフの種類の設定

グラフの種類は各系列(Series)ごとに設定ができ(できない組み合わせもあります)、グラフのChartTypeで設定します。

 

 

ここで、縦の棒グラフ(Column)から折れ線グラフ(Line)に変更すると

 

 

上図のようになります。

 

マーカーの追加

マーカーはSeriesプロパティのMakerSyleというプロパティがあります。

 

デフォルトではマーカーなし(None)になっていますが、これをSquareにしてみます。

エクセルっぽい!

 

軸の名前の設定

グラフの軸を管理しているのはChartAreaプロパティになります。

ChartArea(コレクション)の部分をクリックし、  をクリックするとエディタが表示されます。

 

軸を管理しているのがAxesプロパティでさらにエディタを開きます。

 

 

Axisコレクションには最初から

X axis X軸(主軸)
Y(Value) axis Y軸(主軸)
Secondary X axis X軸(第二軸)
Secondary Y axis Y軸(第二軸)

の4つが用意されており、各軸のTitleプロパティで軸の名前を設定します。

 

 

X軸とY軸のTitleを設定した結果↓

 

 

グラフのタイトルの設定

グラフのタイトルはTitleプロパティになります。

Title(コレクション)の部分をクリックし、  をクリックするとエディタが表示されます。

 

 

(Text)の部分を編集するとグラフのタイトルが表示されます。

 

凡例領域の設定

凡例領域の設定はLegendsロパティになります。

Legends(コレクション)の部分をクリックし、  をクリックするとエディタが表示されます。

 

 

Legends1のTitleプロパティに凡例表示と入力してみると

 

 

ん??

Series1の部分が変わるかと思ったら、その上に表示されるだけ?

Legendsプロパティはあくまでも凡例表示全体(各系列の凡例を表示している領域)のプロパティ設定であって、各系列(Series)の設定ではありません。

 

Series1の部分の表示名を変更するにはSeriesプロパティのNameプロパティを設定します。

 

 

凡例の名前が変更されました↓

 

他にも様々なプロパティがあるので、いじりたおすと面白いと思います。

 

これで、この操作をプログラムで表現できれば、何とかなりそうな気がしてきた!

 

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【C#】Chartコントロールの主なプロパティ

Chartコントロールを使うにはSeriesプロパティが最も重要になりますが、次にLegends,ChartAreas,Titlesの3つ、Annotationsは、ほとんど使わないと思います。

 

 

●Seriesプロパティ

グラフのデータやグラフの種類を取得、設定します。

エクセルのグラフでいうところのグラフの種類系列を追加した近い感じです。

●Legendsプロパティ

凡例表示領域に関する情報を取得、設定します。

●ChartAreasプロパティ

グラフの目盛り領域に関する情報を取得、設定します。

●Titlesプロパティ

グラスのタイトルに関する情報を取得、設定します。

●Annotationsプロパティ

グラフの注釈に関する情報を取得、設定します。

 

どのプロパティも□□□□□sというように複数形になっているからも想像できると思いますが、複数個設定する事ができます。

 

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