【Python】OpenCVをAnacondaでインストール(Windows編)

PythonでOpenCVのインストール方法を検索すると、macOSやLinuxの情報が多く、Windowsのインストール方法が何だか少ない。。

まだ、よく分かっていないのですが、とりあえずAnacondaを使ってOpenCVのインストールができたので、その方法を記しておきます。

 

前提条件として、私のPCの環境は

●Windows10(64bit)

●Anacondaがインストールされている

です。

 

まず、公式のOpenCVのページ

http://docs.opencv.org/3.2.0/d5/de5/tutorial_py_setup_in_windows.html

 

で確認すると、動作環境は

●Python2.7.X

●Numpy

●Matplotlib

という事らしい。

さらにNumpyが公式には64bit対応されていないので、32bit用のOpenCVを使ってます的なことが書いてある。

 

以上のことから、AnacondaでPythonをインストールするときはPython3.6用のパッケージでインストールしてしまったので、Python2.7用の環境を作ります。

 

Python2.7の環境構築方法は、下記ページにまとめました。

https://imagingsolution.net/program/python/anaconda/python-multi-version-environment/

 

次にAnaconda CloudというページからOpenCVのパッケージを探します。

 

https://anaconda.org/

 

このページの検索窓からOpenCVを検索します。

すると様々なOpenCVのパッケージが表示されるのですが、Platformsにwin-64が書いてある、一番上の menpo/opencv3 の部分をクリックします。

 

 

すると、インストールコマンドも書いてあるので、これでいけるのかな?と思ったら、そうも行かないので、まず、Filesの部分をクリックします。

 

 

すると、各種OS用なパッケージが表示されますが、このままだと見づらいので、Nameの部分をクリックします。

 

 

Windows用のファイルは6つ表示されていますが、Uploadedの部分にmenpoと書いてあるファイル

 

win-32/opencv3-3.1.0-py27_0.tar.bz2

 

と書いてあるファイルが使えるっぽい

 

 

ファイル名から察するに

Windowsの32bit、OpenCV Ver3.1.0、Python2.7用のファイル

 

ということがわかります。

そこで、今度はAnaconda Navigatorを起動し、Python2.7用の環境から Open Terminalをクリックします。

 

 

ターミナルを起動したらAnaconda Cloudのページに書いてあった、インストールコマンドのバージョンの部分を少し変えて

 

conda install -c menpo opencv3=3.1.0

 

と入力します。

 

 

すると

Proceed([y]/n)?

 

と聞かれるので y  を入力して、この様な画面になれば、インストール成功です。

(最後、少し止まってますが、我慢。。)

 

 

本当にOpenCVがインストールされてのか?を確認するため、Python2.7からJupyter Notebookを起動し、

 

 

OpenCVのバージョン確認用のコード↓

import cv2
print cv2.__version__

 

を入力し、実行して

 

バージョンが表示されればインストール成功です。

 

本当は64bit用のOpenCV3.2でPython3.X系でインストールしたいところなのですが、まだ、力量不足。。。

ただ、Anacondaでインストールするこの方法は、簡単なので、とりあえずPythonでOpenCVを試してみたい!という人向けにはいいかも?しれません。(私がその状態)

【Python】Anacondaで複数バージョンの環境切り替え

Pythonは様々なライブラリを使うことができますが、Pythonのバージョン依存も多いという事なので、複数バージョンのPythonを構築したくなります。

 

そこで、Anacondaを使うと比較的簡単に複数バージョンのPython環境が構築できます。

 

まず、スタートメニューからAnaconda Navigatorを起動します。

 

Anaconda Navigatorが起動したらEnvironmentsを選択します。

 

 

次にやや左側下のCreateをクリックし、Python横の V マークをクリックして、インストールするPythonのバージョンを選択します。

(今回は2.7を選択しました)

 

 

この環境に名前を付けるのですが、Nameの部分には小数点が入れられないようなので、私はPython27とし、Createボタンをクリックします。

 

 

すると、Python2.7のインストールが開始します。

 

 

インストールが完了すると、Python27というバーが出現するので、ここの▶マークをクリックして、Jupyter Notebookを起動したいところなのですが、グレーアウトしていて選択できません。

 

 

こちら↓はroot(Python3.6)の画面

 

Jupyter Notebookも使いたいので、やや右上のプルダウンメニュ―からNot installedを選択します。

 

 

すると、インストールされていないモジュールの一覧が表示され、スクロールバーを下げていくと、Jupyter Notebookを使うのに必要そうな一覧が表示されています。

 

 

実際にどれが必要になるのか?私はあまりわかっていないのですが、とりあえず、それっぽいファイルの4つ

 

jupyter

jupyter_client

jupyter_console

jupyter_core

 

の右側にあるチェックボックスにチェックを入れ、Applyボタンをクリックします。

すると、インストールされたものの一覧が表示されるので、Applyボタンをクリックします。

 

 

これで、最初、Python27横の▶マークをクリックしても有効でなかったJupyter Notebookが使えるようになるので、クリックしてみます。

 

 

するとJupyter Notebookが起動し、試しに新しいプロジェクトを作成するのにNewボタンをクリックしてみると、Python2と表示されていることが確認できます。

 

 

これで、バージョン依存のあるライブラリを使用するのに、Pythonのバージョンを切り替えながらプロジェクトを作成することが可能となります。

Anacondaのアンインストール方法

Anacondaをインストールしたら、途中でインストールしたいバージョンとは違っていたことに気が付き、キャンセルしようにもキャンセルができなかったので、インストールが完了するまで待っていたら、今度はアンインストールの方法がわからない!!

 

コントロールパネルのプログラムと機能から、Anacondaを探してもみつからないし。。

 

で、よくよく見ると、Anacondaは

Python 2.7.13(Anaconda2.4.3.1 32-bit)

のように書いてあるのがAnacondaでした。

 

 

普通、Anacondaって探すよね~!