【Neural Network Console】CPU/GPU処理の設定切替

ソニーのNeural Network ConsoleでCPUとGPUの処理を切り替えるのは至って簡単。

 

あらかじめCUDAはインストールされている必要がありますが、Neural Network Consoleの右上の設定ボタンをクリックします。

 

次に表示された画面の ENGINEタブを選択し、CPU もしくは GPU を選択すれば、それだけで切り替わります。

 

GPUにエラーが出なければ(train_errorやvalid_errorは別)、設定が出来ているとのことですが、あまりに実感がないので、サンプルプロジェクトの学習時間の比較を行いました。

 

プロジェクト CPU処理 GPU処理
01_logostic_regression 3秒 6秒
02_binary_cnn 50秒 7秒
LeNet 4分52秒 31秒

※CPU:i7-7700K(4.2GHz)、GPU:GeForce GTX1080

 

やっぱりGPUは早い!

今回は、学習時間が待てるレベルの物を選んで比較しましが、ニューラルネットワークによっては、CPU処理では数時間かかりそうなものもあるので、効果は大きそうです。

 

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CUDAの入手、ダウンロード、インストール方法

最近はDeep Learningの処理をやろうとすると、ほぼGPUのボードは必須の様なので、比較的最近PCを新調したのですが、私のPCの環境は
 Windows10
 NVIDIA GeForce GTX 1080
   Visual Studio 2015

となります。

※CUDAの開発環境として、Visual Studio 2010,2012,2013のいずれかが必要になるようです。

Visual Studio 2017しか入れていなかった私の環境ではインストールできませんでした。

 

CUDAの動作環境

CUDAはGeForceでは10番台(GTX 1050~)であれば最新のCUDAが動く感じでしょうか?

詳細は以下のページにてご確認下さい。

http://developer.nvidia.com/cuda-gpus

 

CUDAのダウンロード

下記ページよりダウンロードします。

https://developer.nvidia.com/accelerated-computing-toolkit

最新のバージョンでは無く、古いバージョンをインストールしたい場合は、ここ↓より入手できます。

https://developer.nvidia.com/cuda-toolkit-archive

 

 

CUDA Toolkitの部分のDownloadをクリックし、私の環境はWindowsなので、Windowsをクリックします。

 

すると、画面が切り替わって、Windowsのバージョンを聞かれるので、私の場合は10をクリックしました。

 

 

さらに画面が切り替わって、インストーラの種類を聞かれるので、私はネットワークにつながったPCにインストールするので、 exe[network] を選択しました。

 

 

するとさらに画面が開くので、とりあえずBase Installer と Patch2 の2つをダウンロードします。

 

 

インストール

まずはBaseのインストールから。

ダウンロードしたファイル(cuda_8.0.61_win10_network.exe)をダブルクリックして、インストールします。

 

exeファイルを起動したら、インストール先を聞かれますが、そのままでも良いと思いますが、私の場合、Cドライブは残りの容量が少ないので、Dドライブにしました。

 

 

OKボタンをクリックすると、システムのチェックが始まります。

 

 

しばらくすると、画面が切り替わるので、使用許諾に目を通して、 同意して続行する をクリックします。

 

 

次の画面はデフォルトのまま 高速(推奨) でOKだと思います。

 

 

ここで、Visual Studio 2017しか入れていなかった私のPC環境で出てくるエラー↓

(2010, 2012, 2013, 2015のいづれかが必要になります。)

 

 

上記のエラーが出たので、Visual Studio 2015を別途インストールしました。

Visual Studioをインストール後、再度、インストールを行い、

 

 

インストール完了!

 

次へ

 

サンプルを開いてみると、良さげなサンプルが↓

 

 

続いて、ダンロードしたPatch2(cuda_8.0.61.2_windows.exe)の方のインストール。

こちらは、ファイルをダブルクリックして、進めていけば、すぐにインストールは完了します。

 

参考ページ

CUDA Installation Guide for Microsoft Windows

http://docs.nvidia.com/cuda/cuda-installation-guide-microsoft-windows/index.html

 

古いバージョンのVisual Studio Community/Expressの入手ダウンロード

https://imagingsolution.net/program/visualstudio/download-old-version-visual-studio/

OpenCV-2.4.0-GPU-demos-packが公開

OpenCV2.4Betaの公開に引き続き、GPU(CUDA4.1)を使ったOpenCV処理のデモソフト(OpenCV-2.4.0-GPU-demos-pack)が公開されました。

 

入手先はこちら

http://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/files/opencv-win/2.4.0/

 

このデモを動かすにはCUDA4.1が必要で、インストールされていない場合は、こちら↓

http://developer.nvidia.com/cuda-toolkit-41

 

のサイトの少し下の部分 Developer Drivers Downloads より環境に合わせたドライバをダウンロード、インストールする事で、OpenCV-2.4.0-GPU-demos-packが動作可能となります。