ELPというメーカーからソニーの800万画素センサを搭載し、CSマウントレンズ付きでケース付きの筐体でありながら、アマゾンで¥9,145という激安カメラがあり、気になって買ってみました。
なぜか?コンクリートに固定用のネジが付いています。
三脚ねじ用の固定プレートも付いています。
CSマウントレンズもちゃんと取り外せます。
USBケーブルは本体から地下出しです。中継コネクタも見たことない。。
この構成で¥9,145って、どうしたら、この値段にできるんだろうか???
気になるのは画質ですが、少し古いのですが、LogicoolのC910というUSBカメラと撮影した画像を比較してみました。
Logicoolのカメラ(左側)と、ELPのカメラ(右側)を置いてキーボードを撮影しました。
ELPのカメラは最大3264×2448画素で撮影できるのですが、Logicoolのカメラが2592×1944画素までだったので、両方とも2592×1944画素で撮影しました。
ELP | Logicool |
こうして比べてみると、ELPのカメラは発色もいいし、くっきりしているので、すごく良く見えるのですが、ブロックノイズのような、変なノイズが目立つ事が多かったです。
ノイズの多い画像↓(画像をクリックして拡大して見てみてください)
上の画像の一部拡大↓
ただ、OpenCV等でこのカメラを使う事前提であれば、撮影した画像にメディアンフィルタをかけると、そこそこ良い感じの絵になってくれます。
メディアンフィルタを掛けた画像↓
カラー画像の比較(WD=300mmぐらいで撮影)
ELP | Logicool |
ということで、くっきりとは撮影できますが、ノイズが少し多めのこのカメラ。
自信をもって勧める事ができるか?!と言われると微妙なところですが、なにせ安いので、とりあえず買ってみるのもアリな感じのカメラでした。
(2020.3.31追記)
OpenCVで 3264 x 2448 画素 で撮影した画像がこちらです。